業務理解力×IT技術力×データ分析力 = インテージテクノスフィアのDXソリューション
現在、製薬業界でもDX化の重要性が高まってきています。DX化は単なるIT化とは異なり、デジタル技術や社内外のデータを活用してビジネスモデルや組織までも変革する重要なプロセスです。DXを推進するには、データ活用に長けたパートナーの存在が欠かせません。
当社は、国内No.1のマーケティング・リサーチ企業であるインテージグループが有する膨大なリサーチデータを扱えるだけの、高度なIT技術力・分析力を有しています。
また、当社は50社以上の製薬会社様とのお取引を通じて、数多くのシステム開発・保守運用、データ活用支援業務を経験してきました。これらを通して、製薬会社様の営業・マーケティング業務に関する細かなノウハウや感覚までも理解しております。
これまでに蓄積した技術力とノウハウを駆使し、製薬会社様の営業・マーケティング業務を効率化する最適なDXソリューションを提供します。
製薬会社の営業・マーケティング領域におけるDXの全体像
各種業務のデータ、ログ、マスタなどを収集・統合し、それらの関連性を見える化します。これにより新たな気づきを提供し、製薬会社様のデータドリブンマーケティングを支援します。
※データドリブンマーケティング
売上データ、処方データ、MR活動データ、デジタルプロモーションデータといった各種データに基づく意思決定によりマーケティング活動を行うこと。
当社が提供するソリューション
営業・マーケティング領域におけるデータ活用には、いくつかのステップがあります。当社では「データ活用ステップ」を以下の5段階に分け、各ステップで発生する製薬会社様の課題に対して最適なソリューションを提供します。
製薬会社様の目標や状況に合わせて、柔軟なご提案・ご支援が可能です。「どのような手順でDX化を進めればいいかわからない」「関係部署が多く、プロジェクトがなかなか進まない」といった場合は、目に見える成果を出しやすいステップ4「データ集計・アウトプット共有」から取り組まれることをおすすめします。
データ活用ステップごとの課題(例)と当社の対応
赤字は当社対応範囲-
- ステップ1
データ活用計画 -
データ活用計画
・各部署単位で収集、加工、活用しているデータがあり、全体像が把握できていない。
・卸納入実績データ(実消化)やMR活動データなど、各種データの保有期間や粒度をどうすべきか決められない。
業務目的に沿ったデータ活用計画の立案
- ステップ1
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- ステップ2
各種データの取得・クレンジング -
各種データの取得・クレンジング
・医薬品卸会社によってデータフォーマットが異なる場合があり、データを取り込むのに手間がかかる。
・医薬品卸会社から入手したデータに誤送信や桁違いなどの不備があり、データを取り込むのに手間がかかる。
データI/Fやデータ整備処理の構築
- ステップ2
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- ステップ3
各種データの統合 -
各種データの統合
・デジタルプロモーションとリアルプロモーションの状況を医師単位で一元管理したい。
・施設単位のデータと医師単位のデータを関連付けて分析したい。
データ統合基盤(DWH)の構築
- ステップ3
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- ステップ4
各種データの集計・可視化・共有 -
各種データの集計・可視化・共有
・MR活動やWeb講演会などのプロモーションデータと施設納入実績や処方数などの実績データを関連付けて可視化したい。
・本部スタッフ、エリアスタッフ、MRなど、各ユーザにふさわしい粒度のダッシュボードを提供したい。
BIツールの導入支援
- ステップ4
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- ステップ5
各種データの分析・意思決定支援 -
各種データの分析・意思決定支援
・各種プロモーションの費用対効果を分析し、マーケティング予算を適切に配分したい。
・データ分析によって将来を予測し、次にとるべきアクションを決定したい。
分析業務のトータル支援
- ステップ5
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- 共通課題
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【業務部門】
・データ活用の必要性が認識されていない。
・担当範囲のデータにしか関心がない。
【IT部門】
・データ加工処理や更新処理が遅い。
・システムの維持管理や運用に費用がかかる。
・データ分析に対応できる人材が不足している。
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- DX推進担当者の悩み
- ・課題が多すぎて、どこから手をつけたらいいかわからない。
・関係部署が多すぎて、話がなかなか進まない。
・目に見える成果を早く出したい。
参考:DXとは
経済産業省が2018年に発表した「DX推進ガイドライン」によれば、DX(デジタルトランスフォーメーション)とは、「企業がビジネス環境の激しい変化に対応し、データとデジタル技術を活用して、顧客や社会のニーズをもとに、製品やサービス、ビジネスモデルを変革するとともに、業務そのものや、組織、プロセス、企業文化・風土を変革し、競争上の優位性を確立すること」です。
実際にDXを推進する際には、「守りのDX」と「攻めのDX」に分けて推進のステップを考えることができます。「守りのDX」とは「既存業務の効率化・自動化」、「攻めのDX」とは「顧客への提供価値向上・ビジネスモデルの改革・高度化」を指します。
「ビジネスモデルを変革する」といった難易度の高い内容から取り組むのではなく、まずは「守りのDX」から取り組むことが重要なポイントです。なぜなら、「守りのDX」は会社内部・部署内部のみで完結するため取り組みやすく、現場の担当者が成果を実感しやすいためです。「守りのDX」で人的・時間的な余裕・投資の余力を生み出した後で、「攻めのDX」に取り組みましょう。
「攻めのDX」では、「データとデジタル技術を活用して顧客に高付加価値を与える」ことを実現します。「データとデジタル技術を活用する」には、「必要なデータをいかに集め、整理して活用できるか」が重要なポイントです。
「必要なデータをいかに集め、整理して活用できるか」を考えるために、上図の「製薬会社の営業・マーケティング分野におけるデータ活用ステップごとの課題と、各課題に対する当社の対応」をご覧いただき、貴社の課題がどこにあるかをチェックしてみてください。