Snowflakeとは
「データクラウド」をコンセプトに進化し続けるSnowflakeは、クラウド向けに構築されたマルチクラウド・データウェアハウス(DWH)サービスです。
企業内でサイロ化されたデータを一元的に管理し、誰もがデータにアクセスして意思決定を行えるデータ分析基盤を実現、データ活用プロセスをシンプルにします。
DXを推進しデータドリブン組織への転換を行い、さらなる組織強化をはかろうとされているお客さまには最適なクラウドデータプラットフォームです。
「Snowflake」の特長
スケーラビリティ
将来的にデータ量・利用用途・利用人数が増えても、Snowflakeは柔軟に対応可能なアーキテクチャになっているため、負荷に応じて自動でスケールアウト・インを行います。
パフォーマンス
Snowflakeのコンピュートクラスターはそれぞれ独立した構成になっています。それにより、複数のタスク・ワークロードを同時に実行しても高いパフォーマンスを維持します。使わない時は自動停止するのでコストパフォーマンスも最適化されます。
データ共有
Snowflakeのデータシェアリング機能を使えば、組織間や他社管理データを瞬時に安全にシェア可能です。わざわざデータをコピーする必要はありません。
「インテージテクノスフィア」ができること
インテージテクノスフィアはSnowflakeが日本に上陸する前から、Snowflakeを利用していました。
アジア最大のマーケティングリサーチ企業であるインテージグループでは、リサーチシステムのコアエンジンにSnowflakeを採用し、アジアパシフィック地域トップクラス・日本No.1の利用実績を誇ります。※1
日本におけるSnowflakeのファーストユーザーとして携わり得た知見とマーケティングデータを扱うノウハウを活かし、Snowflakeの能力を最大限に引き出すことで、お客さまのデータ活用をサポートいたします。
- ※12021/12/1時点のSnowflake利用実績
PoC支援
Snowflake導入にあたり必要となる貴社の機能面・コスト面の検証をスピーディーかつ低い負荷で実施頂くため、PoC(実証実験)支援サービスを提供しております。
導入・開発
Snowflakeの環境構築、データ活用基盤として導入・開発を担当いたします。Snowflakeに知見のある技術チームが専任し、お客様をサポートいたします。
マイグレーション
既存システムのデータをSnowflakeに連携し、既存システムをSnowflakeへの移行など、マイグレーションに関わる全ての作業をご支援いたします。
運用・保守
システムの監視、Snowflakeの運用・保守もインテージテクノスフィアにお任せください。
安全・安心かつ高信頼なサービスを提供いたします。
お客さまと伴走し、データを活用してDXを推進する
現在、様々な業界のお客さまがDX (デジタルトランスフォーメーション)への対応を急ピッチで進められています。
しかし、DXとは単なるITの置き換えではありません。いかにお客さまの周りにあるデータを活用し、ビジネスモデルや組織を変革し、競争上の優位を獲得することになります。
つまり、お客さまのDX推進には、データ活用に長けたパートナーの存在が欠かせません。
マーケティングリサーチ国内最大手の一員であるインテージテクノスフィアは、60年間にわたってデータに価値を与え、データを活用することに挑戦してきました。
私たちは単にDWHやBIを構築する、データを解析することに留まりません。Snowflakeを使い、活用までを支援するお客さまの真のDX支援パートナーとして伴走します。
データ収集・統合
企業内の様々な現場で発生しているあらゆる情報をデータ化し、自社データに限らず、INTAGEデータ、サードパーティーのデータも含め、全てSnowflakeに収集・蓄積し、統合する作業をご支援いたします。
データ集計・分析
Snowflakeに統合された自社データ、INTAGEデータ、サードパーティーデータを融合し、多面的で分析することにより予測精度の向上や、現場での優れた部分、隠れた課題を発見することをご支援いたします。
データ可視化・活用
Snowflakeに蓄積された有益なデータや分析結果を簡単に抽出し、BIツールなどのシステムによって見える化することで、誰もがデータにアクセスして意思決定を行える環境提供をご支援いたします。
データサイエンス
データサイエンティストと連携し、Snowflakeとクラウド技術をベースに、機械学習モデル開発、統計モデル開発、統計解析、お客さま社内人材育成など、データサイエンスの領域でご支援いたします。
データシェアリングによるデータの価値向上
- ※2インテージグループデータとの契約企業様のみご提供が可能となり、ご契約内容に応じてご提供内容が異なります。
- ※3調査モニター個人や店舗を特定できる情報は一切公開・提供しておりません。
「データ活用プラットフォームソリューション」の特徴
①パフォーマンスの最大化
Snowflake はクラウドベースで構築された非常に強力なサービスであり、扱い易いプロダクトです。移行もしやすく性能も出ます。
しかしそのさらなる一歩先を目指すにはアーキテクチャに対する深い理解が必要となります。
Snowflakeのパフォーマンスを最大化するには、Snowflake認定資格保有エンジニアが多数所属しているインテージテクノスフィアにお任せください。
②ワンストップ支援
Snowflakeをプラットフォームのコアとし、データ収集からデータ活用まで、各ステップのプロフェッショナルを取り揃え、インテージテクノスフィアが統一窓口・ワンストップでお客さまのDX推進をご支援いたします。
これによりお客さまは、複数ルートでのコミュニケーション、複数社との個別契約、煩雑でかつ高コストから解放されます。
③データの活用(課題解決)までを見据えた支援
Snowflakeを構築・導入しただけでは、データ活用はできません。例えば、導入したシステムツールの活用が浸透せず、結局担当者がExcelに戻ってしまうケースもよくある話です。
インテージテクノスフィアは「誰もがデータ起点で考えるデータ分析の文化を醸成する」をコンセプトに掲げ、お客さまに寄り添い、データ可視化に留まらず、分析モデル化、アルゴリズム開発、データの収集から集計・分析・マスター化、データ活用をするためのデータハンドリング技術の提供など、お客さまに本当に必要な課題解決をご提案いたします。
Snowflake導入実績
株式会社インテージ
インテージテクノスフィアでは、インテージグループが提供している国内最大のパネルデータ提供・分析システムの大規模アップグレードにあたってSnowflakeを採用しました。
インテージグループが展開しているパネルデータ提供・分析システムでは、取り扱うデータのボリューム、分析に求められる複雑さ、高速処理、全てに渡りアジアトップクラスのレベルが要求されます。パネルデータは日々更新されるため、数千件という規模のレポートをほぼリアルタイムに処理する必要があります。そのため、従来型のDWHでは満足のいくパフォーマンスが出ず、インテージテクノスフィア内製のエンジンを使用していました。
さらなる大規模データ処理に向けての基盤刷新において、インテージテクノスフィアではSnowflakeを採用しました。開発当時のテストケースにおいて、他のDWHと比較して2~5倍程度の性能向上がみられています。また、コストについても他のDWHと比較して3分の2程度に抑えられています。
大手消費財メーカー様
消費財メーカーの営業向けに「POSデータ統合/分析ソリューション」においてSnowflakeを採用しました。
当ソリューションは、インテージが保有するSRI+®(全国小売店パネル調査)のデータと、企業POSデータ分析ノウハウを加えた、営業担当者向けの複数のPOS分析ダッシュボードを提供しています。ソリューションはCGCプラットフォームのセールスフォースのアプリケーションに組み込まれます。これにより、営業担当者はデータの整形・加工に割いていた時間から開放され、顧客の行動パターンや価格動向のダッシュボードからPOSデータを起点に新しい提案の切り口を発見できます。
当ソリューションでは、膨大なチェーンPOSデータをSnowflakeで素早く処理し、統合・分析を行い、BIツールと連携し、全体のパフォーマンスも大きく向上しました。