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技術探究委員会

~技術の顕在化と洗練、そして仕組みづくり~

デジタルトランスフォーメーション(DX)を背景に大きく進化するテクノロジーに対し、インテージテクノスフィアでは技術者一人ひとりが技術への探究心を持ち、新技術を学び、お客さまや社内の課題解決につなげる活動により成長を遂げています。
先端技術を含めたテクノロジー(生まれた技術)における基礎研究だけなく、応用研究として蓄積されたエンジニアリング(生み出すための技術)も含めた技術の顕在化と洗練、またこれらを広く活用・応用できるようにするための仕組みを築き、企業の技術革新と挑戦し続ける文化を醸成する、それが「技術探究委員会」のミッションです。
一般的なR&Dセンターや組織としての研究所とは異なり、誰もが新技術の探究に参加できるため、学ぶ意欲のある技術者たちが日々新技術の研鑽に励んでいます。

技術探究委員会のご紹介

インテージテクノスフィアでは、社員それぞれが保有する技術や知見をシェアし、互いを高めていくことで、会社としての「集合知」を形成するため、様々なイベントを開催してきました。2017年4月、この活動を「技術探究活動」と定義し「技術探究委員会」が発足しました。技術探究委員会は、やる気のある誰もが気軽に参加できるよう、新技術など新たなスキルを学ぶ活動を推奨し実践するオープンな場を設けて活動しています。ITツールを活用することで、西東京、秋葉原、長野の3拠点のどこからでも、また在宅勤務の社員もチーム活動に参加しやすい環境を用意し、活性化を推進しています。

技術探究委員会は

  1. インテージテクノスフィアの社員が持っている技術やノウハウを社内や社外に発信し、
  2. やりたいことや、やった方がいいと思うことに業務や組織という枠を超えて挑戦し、そして
  3. 技術を探究することでインテージテクノスフィアをより楽しい会社にすること

を目指しています。

インテージテクノスフィアならではのユニークな技術探究活動をご紹介いたします。

テクノロジーイベント

技術探究委員会では、定期的にテクノロジーイベントを開催しています。技術探究活動を通じて得た成果を社員が発表し、社内で共有する場です。イベント後は参加者にアンケートを実施し、様々な意見を取り入れ、次の研究テーマへと発展させています。
イベントのスタイルも、社員の意見を取り入れ、プレゼンテーション形式の場だけではなく、Lightning Talkやミニミニ・アイデアソンなど、カジュアルな雰囲気での技術シェアの場も生まれました。難しく考えがちな技術の共有に「楽しさ」「ワクワク感」をプラス!常に新しい取り組みにチャレンジしています。

テクノロジーイベントでのプレゼンテーション。
ブロックチェーン、量子コンピュータの研究テーマなどが発表されました。

分科会の取り組み事例

●エンジニアリング検討分科会

インテージテクノスフィアが保有する技術をマップ化し、社内にある基礎研究から応用技術までの全てを共有することで企業全体の技術力の向上に努めています。
また社外に向けて、技術ブログでの情報発信を行っています。最近注目されているDEVREL* 活動の一環でもありますが、インテージテクノスフィアとしては私たちが保有する技術情報を対外的に発信し続けていくことで、社外の技術者や開発者の方々とのつながりを広げ、システムエンジニア本来のミッションであるより良い社会を実現していくことへの貢献を目指しています。

* DEVREL : 自社製品/サービスと外部開発者とのつながりを作り上げる活動、Developer Relations。

インテージテクノスフィアの技術ブログはこちら[別ウィンドウ]
インテージテクノスフィアの技術ブログ

●AI分科会

2018年より信州大学工学部様と「どうぶつしょうぎ」をプレーするプログラムを作成し、互いに対戦するという、ユニークなPBL*を行っています。
2018年度には、この取り組みについて社員が論文【深層強化学習アルゴリズムを用いた「どうぶつしょうぎ」AI研究開発プロジェクト】を執筆しIBMユーザー論文にて「銅賞」を受賞しました。入社2年目、3年目の若手社員2名により執筆された論文ということもあり、社内の注目を集めました。

関連ページ:「IBMユーザー論文」受賞、並びに「第57回IBMユーザー・シンポジウム」にて表彰

* PBL : 問題解決学習法、Project-Based Learning。

●開発技術分科会

プログラミングに課題意識を持っている社員や、開発の経験を希望している社員のために開かれた勉強会「ワクワクPython勉強会」(通称ワクPy)を企画、開催しました。オンライン学習、周辺技術ハンズオン、チームでの開発実践と3段階に分けて約半年間、学習を継続してきました。
開発実践では同一のシステム化要求に対して、チームそれぞれのアプローチでWebアプリケーションを構築しました。
ワクPyクロージングイベントでは参加者から、プログラミングや開発につながる実践力が身に付くだけではなく、様々なツールの試用やグループワークの経験も大きな収穫!という声が多く寄せられました。

●技術コンペ検討分科会

インテージテクノスフィアの強みのひとつ、データハンドリング技術について競う技術コンペを開催しました。
決められた課題をSQLでの実行時間で競い、成績に応じて得点を付与。全課題の合計得点で順位を決定しました。
2020年の開催では、12チーム、29名のエンジニアがエントリー。彼・彼女たちのデータに対する愛情の深さは審査員も脱帽するレベル。
事前の中間報告時点で、各チームとも自己タイムと正解/不正解をフィードバック。本番までにさらにブラッシュUPされたようで、激戦になりました。
インデックスの利用や実行プランの解析など、様々な技術を駆使しながら、各チームが白熱した戦いを見せました。
コンペ結果もさることながら、参加メンバー間でやり方や考え方についてワイワイガヤガヤと話が進む様子からも、インテージテクノスフィアのデータハンドリング力を支える層の厚さを垣間見ることができました。

司会者のTシャツには「I♡SQL」の文字が!!会場は、和気あいあいとした雰囲気に包まれました。