堀 幸太様の写真

株式会社インテージテクノスフィア
事業シナジーセンターデータアーキテクトグループ

堀 幸太

Kota Hori

2021年新卒入社、旅行業界向けのシステム開発を担当。2024年事業シナジーセンターデータアーキテクトグループに異動、外販のシステム開発を担当。

Interviewインタビュー

堀 幸太様の写真

株式会社インテージテクノスフィア
事業シナジーセンターデータアーキテクトグループ

堀 幸太

Kota Hori

2021年新卒入社、旅行業界向けのシステム開発を担当。2024年事業シナジーセンターデータアーキテクトグループに異動、外販のシステム開発を担当。

「データを活かす」ための仕事を目指して

私は大学時代に統計学を学んでいたこともあり、マーケティングリサーチなどデータに対する強い関心がありました。ただしプログラミングは得意ではなかったため、それよりも顧客と向き合いながら課題を解決していくような仕事がしたいと考えていました。
そんな中、グループ会社のインテージと当社それぞれのインターンシップに参加する機会があり、データを活用するためには、まず複雑なデータを整備する仕組みが必要不可欠であることに気づきました。インターンシップでは、どんなに良いデータがあっても、システムによる統合や整備がされていなければ、活かしきれず宝の持ち腐れになってしまうことを痛感しました。

その点、インテージグループには、同規模の他社と比べてデータマーケティングに関する知見や理解が深く、コンサルティング会社とは異なり、きちんとシステムを理解した上での提案ができる強みがあります。また大手SIerと比べると、組織規模がコンパクトである分、より顧客に寄り添った支援ができる環境です。
いくつかのIT企業のインターシップに参加し、顧客の理想を一緒に描くことができる、かつ自らの手を動かし理想の実現を目指せる環境に身を置きたいと思い、実行力の高い当社に決めました。また、後押し的な要素にはなりますが、先輩社員の柔らかく穏やかな雰囲気にも惹かれたことも決めてのひとつです。

経歴と現在の業務内容

2021年に新卒入社してからは、旅行業界向けのシステム開発を担当しました。その際、私がさまざまな関係者と積極的にコミュニケーションを取り、人を巻き込んでプロジェクトを進めていく姿を見て、現在の部署の上長が声をかけてくださり、2024年7月に事業シナジーセンターへ異動しました。

この部署はその名の通り、親会社であるドコモやインテージグループ、また社内の他部署と共創しながら、データ活用・統合基盤の事業成長を推進していく役割を担っています。私は現在、フロント営業とともに、プリセールスのような立ち位置で、グループ外の顧客に向けて、SnowflakeやDatabricksを用いたシステム改善などの技術的な提案を行っています。

中でも最も多いのは、複数のシステムに散在してサイロ化しているデータを、統合して活用できるようにするデータ統合基盤の提案です。しかも単に統合するだけでなく、統合したデータを顧客が自ら活用できるようにすることまで見据えて、提案を行っています。そのためデータ活用に強みを持つインテージや、マスターデータの整備に長けた社内の専門部署などと連携しながら進めることも多くあります。

もともと当社は、顧客の業界ごとに部署が分かれていることが多いのですが、ある業界の事例を他の業界や部署に横展開することで、より良い面白い結果につながることも少なくありません。そんなふうに部署やグループの垣根を越えて知恵を持ち寄り、顧客の課題を解決していく。それこそが事業シナジーセンターの価値だと感じています。

データを見るとワクワクする自分を活かせる仕事

私はデータを見るだけでテンションが上がるタイプです。猥雑で整っていないデータを、どう調理して、良いアウトプットにつなげるかを考えることが好きです。ですから未整備のデータを集めて加工し、可視化して、最終的に分析や活用につながった時には、本当に大きな達成感があります。

たとえば、メーカーの方々は購買データは把握していても、在庫数量までは見えていないということが意外と多くあります。そのため現場で商品が廃棄されてしまっても気づけていないことも少なくありません。そうした課題に対し、納品データと購買データを掛け合わせ、最適な在庫数量を予測する仕組みを構築したことがあります。これにより、過剰生産や機会損失を抑えた、より適切な生産計画の立案ができるようになりました。結果として、当初こちらが想定していた以上に、顧客自身がデータの価値に気づき、活用の可能性を見出してくれました。私たちのデータハンドリングがデータに価値を吹き込む、まさにインテージテクノスフィアらしい仕事だと思います。

技術の変化に適応し、顧客の夢を実現できる存在へ

そんなふうにデータの可能性を広げていくためには、日々進化する技術環境に適応していくことが欠かせません。その点、当社には自己研鑽を後押ししてくれる体制が整っています。
たとえば、自己啓発のために活用できる「能力開発ポイント」が年間3万ポイント付与されるほか、資格取得の受験料補助や、合格時の報奨金制度もあります。こうした制度を活用し、私はSnowflakeやTableau、Databricksの認定資格や応用情報技術者などを、終業後の時間を使って毎年のように取得してきました。

顧客の本質的な課題に向き合わなければ、次の提案や他の顧客への展開につながらないため、技術の理解が不可欠です。入社当初は目の前の利益に注力してしまい、顧客の課題ときちんと向き合えているのかと上長から指摘を受けることもありましたが、そういった経験を通じて、システムをより深く理解して、顧客の理想を実現できるよう、コンサルティング力も身につけていかねばと考えるようになりました。今の部署は、技術力や提案力を武器とした、カスタマーサクセスの実現を目指す部署なので、自分が目指す姿と、まさに重なる環境で日々成長できていると感じています。

今後の抱負とこれから入社する方へメッセージ

当社はマーケティングリサーチを支えるITの知見が豊富で、そうしたデータに関わりたい方にとっては楽しい会社だと思います。また、やりたいという意志さえあれば、自由にチャレンジできる風土があるのも大きな特徴です。中でも、私が所属する部署はその傾向が特に強く、新規事業開発や事業拡大といった領域に挑戦したい方には、最適な環境だと感じています。私自身も、最初はどう動けばいいのか手探りの状態でしたが、周囲の立ち回りを見ながら少しずつ学び、自分のやり方を築いてきました。ぜひ、同じように切磋琢磨しながら成長していける方と、一緒に働けることを楽しみにしています。

この記事は取材当時(2025年7月31日)の内容です。

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