今村 良祐様の写真

株式会社インテージテクノスフィア
エンタープライズ第二本部システム・サービス一部
出版グループ

今村良祐

Ryosuke Imamura

2023年入社、エンタープライズ第二本部システム・サービス一部・出版グループに配属となり、出版社や書店向けのシステム開発・運営を担当。前職では金融業界や自治体向けの受託システム開発を担当していたが、顧客とコミュニケーションを取り伴走できる仕事を求めてインテージテクノスフィアに入社。

Interviewインタビュー

今村 良祐様の写真

株式会社インテージテクノスフィア
エンタープライズ第二本部システム・サービス一部
出版グループ

今村良祐

Ryosuke Imamura

2023年入社、エンタープライズ第二本部システム・サービス一部・出版グループに配属となり、出版社や書店向けのシステム開発・運営を担当。前職では金融業界や自治体向けの受託システム開発を担当していたが、顧客とコミュニケーションを取り伴走できる仕事を求めてインテージテクノスフィアに入社。

現在の業務内容について

私が所属するチームでは、出版社や書店向けのシステム開発・運営を担当しています。主にはPOSデータ(売上データ)の集計・分析システムと、出版社と書店間で使う本の受発注システムです。
どの立地の、どの書店で、どんな本が売れているのか、またどの著者であればどれくらい売れるのかなどについて、POSデータの集計・分析システムで幅広いデータを集計し、統計表としてご利用いただけるようになっています。顧客の方々からは、例えば、都内の駅構内やビジネス街などの売れ筋傾向の違いなどが一目で分かるといったお声をいただいています。そんなふうに、ただシステム開発するだけではなく、本の販売機会損失の予防から、さらなる売上向上への寄与、お客様の業務改善まで寄与することを目指しています。

私のメイン業務として、出版社からの機能追加の要望をヒアリングし、設計から実装まで担当をしています。最近は機能追加のプロジェクトに取り組みました。長年積み重なっていたご要望を取りまとめて、システムを刷新。当初プロジェクトに入った段階では答えがなかったので、顧客にヒアリングし、あるべき姿をメンバーと考え、どうすれば要望を叶えながら使い勝手が良くなるだろうかといった要件定義の段階から参画し、開発から実装までの一連の流れを経験しました。結果的に、顧客である出版社の方からも「助かっている」という声をいただくことができ、実際にシステムを実装したメンバーにその声を伝えられたことが本当に嬉しかったです。

顧客に寄り添ったシステム開発を行うために転職

前職では、金融業界や自治体向けのシステム開発を行っていました。金融業界や顧客の性質が関係しているとは思いますが、安定した技術を用いることが多く、仕様面でも縛りが強い案件が大半でした。また、開発にあたっても仕様を顧客と相談する機会を持つことにハードルがある場面があり、自分は本質的なシステム開発ができているかと疑問を持つようになりました。より外に出て、もう少し幅広い業界や、顧客に対しても寄り添った開発をしたいと考え、転職を決意しました。
転職活動の際、大事にしたポイントは3つでした。長野で働けること、広いドメインを扱えること、顧客に寄り添った開発ができることです。長野にある会社の中でも、長野本社ではなく、長野に支社がある会社を見ていました。それは前職と同じ長野に本社があるシステム開発の会社だと、前職よりも小さい規模になると思っていましたし、市場や視野を広げるためには東京など他の地域に本社がある会社の方が良いと思っていたからです。

実際、当社に入社してみて、出版社の方にお話を聞かせてくださいというと、比較的簡単にアポイントを取って話を聞くことができ、かなり新鮮に感じました。また出版社の方自身も、当社と一緒に話しながら仕様を詰めていくことが当然であるかのように意識されていて、その違いにも驚きました。入社をしてから顧客の声を聞き、 顧客が抱える課題に対してあるべき姿を考え、顧客と並走して開発する環境へと大きく環境が変わりました。責任を感じる分、大変さもありますが、最近では面白いと言えるようになりました。ありがたいことに、転職してから新しい自分を発見した気がしますね。

家族のライフステージに合わせた働き方を実現

転職した年は子どもが保育園と小学校に入った年でもあって、家族にとってもライフステージの変わり目でした。現在は週2回出社して、他はリモートワークで働いています。リモートワークの日ができたことで、仕事に支障が出ない範囲で子供の世話をする時間も増え、仕事と家庭をうまく調整できていると感じることが増えました。今はまだ子どもが小さいので現在の働き方を続けたいと思っていますが、将来的にはリモートワークを活用しながら必要に応じて東京へ足を伸ばす機会を増やして、幅広い顧客と対話しながらシステム開発していくのも面白いだろうなと思っています。

転職活動をしていた2023年当時はコロナ禍の直後だったこともあり、面接で働き方について聞かれたのですが、私は週に何回かは出社してコミュニケーションを取りながらやっていきたいと言いました。それに対して、当社もそういう考え方ですと言われたことがすごく印象的だったことを覚えています。実際に入社してからはフルリモートでもなく、かといって出社を強要されることもありません。ただ営業メンバーは東京にいて、出版社も長野からアクセスが良い東京駅周辺に多いこともあって、幅広い人とミュニケーションをとるために、私は東京へ出張することも多いです。そんなふうに出社やリモートワーク、東京出張など、どのような働き方であっても、チーム一丸となってやっていくという意識が統一されているので、本当に良い環境だなと思っています。そういう意味では、前職でしっかりと磨いたスキルを、当社では良い意味で自由に生かすことができています。

今後の抱負とこれから入社する方へメッセージ

まずはエンジニアとしてプロジェクトリーダーの経験を積み、プロジェクトマネージャーになることが目標です。また顧客と実際に話す機会が多いことを生かして、システム営業のような立ち位置で、顧客が言語化できていない潜在的な課題やニーズを掘り起こし、開発案件の新規創出にも携わりたいと思っています。それが自身の成長や顧客の利便性、さらには会社の事業成長につながると信じています。

ソースコードの何割かはAIが書けると言われるような時代です。今まできっちりと技術を磨いてきた方であれば、その内部でどのように動作しているのか、また今後どう展開していくのかも予想できるでしょう。個人的には、今後のシステムエンジニアには、より顧客との対話力と技術力の両方が求められるようになると思います。
そんな時代にあって、当社は歴史もあり、事業基盤が強い会社でありながら、ベンチャーのようにチャレンジングな考え方や働き方ができる環境です。開発チームでは、どんなサービスを作っていくべきか、頻繁にブレインストーミングするような勉強会も行っています。裏を返すと仕事の幅は広く、決まった仕事をこなすだけではないため、大変な面もありますが、そうした負担を支えるチーム体制や福利厚生などの基盤も整っている貴重な会社だと思いますので、一緒に考えてやっていける方をぜひお待ちしています。

※この記事は取材当時(2025年2月12日)の内容です。

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