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北村 優季
Profile

北村 優季Kitamura Yuki

2008年インテージ新卒入社、テクノロジー本部配属。2014年インテージテクノスフィア設立に伴い転籍。2018年に幹部職登用。2020年に約1年間産休・育休取得、2021年より復職。ヘルスケアセンター第1 グループ プロジェクトマネージャー。
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現在の仕事内容を教えてください。

2018年から所属しているヘルスケアセンターでは、インテージテクノスフィアが提供するクラウド型健康管理システム「すこやかサポートシリーズ」のサービス企画や定義、維持管理、お客様サポートを行っています。ヘルスケアセンターには、システム開発と営業、お客様サポートの3つのセクションがあり、私は当初開発のセクションにいましたが、2022年度からはお客様サポートに携わっています。お客様は、導入先企業の社員の健康管理を担う産業医や看護職、また人事部や総務部の方が多いです。システムには標準機能があるものの、導入先企業に合わせて一部カスタマイズしたり、毎月機能改修したりしています。私たちお客様サポートは、導入を決定いただいたお客様の導入支援や、導入後の運用サポートなどを行っています。

中でも私は、プロジェクトマネージャーとしてお客様の要望をヒアリングしたり、実際にプロジェクトを主導・管理したりする仕事をしています。そのためお客様の真の要望を正確に汲み取るヒアリングスキルや、プロジェクトを完遂させるマネジメントスキルが求められます。しかしその分、お客様から「システムが使いやすくなった」「活用できている」といった声をいただけるとうれしいですね。一方で「他社と比べてここが使いづらい」といった率直なご意見をいただくこともありますので、そうしたお客様からのお声を踏まえ、より良いシステムやサービスへとブラッシュアップできるよう、開発のセクションと連携・調整を進めています。

業務で意識していることはありますか。

ヘルスケアセンターに異動する前の部署では、お客様のヒアリングから要件定義、開発プロジェクトの運営をしたり、システムの一部仕様変更による短期間の開発を行ったり、さまざまな経験をしたので、そこで得た知識や経験は活用するようにしています。

開発という仕事は、1人でできることは限られており、チームで行うものだと考えています。当社の場合、たとえトラブルが起きたとしても、誰か1人に原因を求めるのではなく、業務プロセスや構造など全体に問題があると考える人が多いため、組織として改善に向けて解決策を模索する姿勢が根付いており、安心して働ける環境だと思っています。

また、当社には先輩が入社1年目の社員に、業務を1対1で教えるメンター制度があるのですが、会社全体でも後輩を育成していく文化があるため、メンター以外の先輩から学ぶことも多々あります。以前、私も先輩からトラブル対応を学んだことがあるのですが、その際に先輩が暗くならずに対応する姿を見て、頼もしいなと思ったことがありました。前向きにメンバーを引っ張る先輩の姿を、私も見習うようにしています。

北村 優季

印象に残っているお仕事について教えてください。

2008年に新卒入社した当初は、金融業界向けのシステム開発と維持管理に携わり、6年目からは出版業界向けのシステム開発と維持管理を行ってきました。前者ではシステムのリプレース案件が多かったのに対して、後者では企画からシステム構築まで携われたこともあり、印象に残っています。大変なこともありましたが、学ぶことも多く、非常に良い経験になりました。

また、お客様サポートはさまざまな人と関わる仕事なので、時には価値観が合わず、ストレスを感じることもあります。私はネガティブな言葉をあまり真に受けることはせず、相手が言った理由を考えるようにしています。どちらかが100%正しいことはあまりないですし、私に非がある部分があれば、非を素直に認めたうえで行動するようにしています。そうした経験は、言語化されない顧客の要望を汲み取り、実現しようとする今の業務にも役立っていると思いますね。

システムに関わるようになったきっかけを教えてください。

実は大学の頃は情報処理の授業が非常に苦手で、システム業界には絶対に就職しないだろうと思っていました。それよりもマーケティングリサーチに関する仕事に携わりたいと考えていて、インテージに就職しました。しかし、新人研修でシステムに携わる先輩の話を聞く中で、これからの時代はシステムに対して苦手意識を持ち続けている場合ではなく、むしろどこの業界でもITの知識が求められるようになることや、マーケティングリサーチを行うためにはシステムが必要であることを実感し、サービスソリューション部(インテージテクノスフィアの前身)への配属を希望しました。

北村 優季

2020年に10カ月間の産休・育休取得後、現在は9:00~16:00という時短勤務で働いていますが、子育てと仕事の両立についてどう考えていますか。

メンバーに恵まれていることもあり、ワーキングマザーとしては働きやすい環境だと思っています。

以前プロジェクトリーダーを務めていた頃は、サッカーチームのキャプテンのように、現場でトラブルが起きれば自ら手を動かして解決に取り組んでいました。しかし現在では、プロジェクトマネージャーとして、サッカーチームの監督のように、メンバーに指示を出して解決を目指します。

そもそも当社は、私が入社した当初からワーキングマザーが非常に多かったためか、私自身が子どもを持つ前から「どうしてあの人は早く帰るのだろうか」と思うこともなかったですし、子どもが体調を崩して急に帰る人がいれば、当たり前のように穴埋めをする文化が根付いていました。一つの案件につき2人の担当者を設けるようにするなど、そうした環境が実現できていると思います。

今後の目標を教えてください。

お客様や世の中から、なくてはならないと思ってもらえるような価値を生み出したいと考えています。また、引き続きプライベートと仕事を両立させていきたいですね。20代の頃は、プライベートと仕事はきちんと分けたいと考えていましたが、現在はどちらも自己実現のためには重要だと考えています。仕事がプライベートを充実させることもありますし、その逆もあります。子どもには、働くことは楽しく人生が豊かになることだと感じてほしいですね。とはいえ、今は子どもと過ごす時間を最優先させたいと考えていますので、仕事と家事、両方の生産性を高めることを目指しています。

これから入社する可能性のある方へ、メッセージをお願いします。

当社は真面目な人が多い会社だと思います。私が就職活動をしていた頃に、外側から見た当社(当時のインテージ)の印象と、実際に入社して内側から見た印象は変わりませんでした。

また、当社の仕事は、さまざまな業界のお客様と直接関わることができるため、時にはお客様からエンドユーザーがどのようにシステムを使用しているかを聞くこともあり、企業だけではなく生活者に貢献していると実感できます。そういう時は本当に大きなやりがいを感じられますし、お客様やその先の生活者へ、より良いものを提供したいと考えている方と一緒に仕事ができたらうれしいです。

北村 優季

※2023年5月取材時点の情報です。