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武藤 淳
Profile

武藤 淳Muto Jun

2015年1月1日中途入社後、長野事業所にてエンタープライズ第二本部システム・サービス二部旅行開発グループに配属、2017年より幹部職、2019年より課長職、2022年より旅行業界と出版業界を担当するシステム・サービス二部の副部長と旅行開発グループのグループリーダーを兼任。
# 中途社員 # ベテラン社員 # SI

現在の仕事内容を教えてください。

2015年に中途入社し、現在はエンタープライズ第二本部システム・サービス二部副部長として、主に旅行業界と出版業界向けシステムの開発グループの管理を行っています。グループには13名とビジネスパートナーを含む38名がおり、私が管理するグル―プの売上規模は10億円ほどです。どちらの業界も、法人向けの受託開発と自社サービスの開発を行っています。

武藤 淳

印象に残っているお仕事について教えてください。

現場時代で一番印象に残っているのは、入社した2015年4月から2018年3月末まで長期で携わった大規模案件です。この案件では、顧客の基幹システムの刷新に向けて、プロジェクトリーダーとして、顧客の要望のヒアリングや提案、設計書の作成といった上流工程から、開発やテストまでを一貫して行いました。当時、当社には大規模案件の経験がなかったため、プロジェクトを進めるにあたってのフォーマットもなく、かなり自由にやらせてもらえる環境でした。当初はお客様自身、開発に必要な各種ドキュメントの作成やレビューの経験などがない方だったので、それらの仕組みを一緒に構築するところからスタートしました。そして3年経った頃には次第に互いに何も言わなくても次の工程に進めるようになるなど、大きく成長することができたと実感しています。本当に当時は日々わくわくしていましたね。本来、お客様と当社は委託側と受託側という立場ですが、最終的にお客様から「御社は横に立ってくれるよね」という言葉をいただきました。3年間同じ方向を向いて取り組んだからこそ、そう言っていただける関係性を築けたのだと思います。

またこの案件は、規模の割には少人数体制でスタートしたため、ビジネスパートナーのメンバーを育てながら完遂しました。それも達成感を感じた理由かもしれません。彼らは元々大規模案件の経験があまりなかったのですが、実力はある方ばかりでしたし、「最終的には私が責任を取るので一緒にがんばりましょう」と社員と同じ権限を渡し、鼓舞することでどんどん成長してくれました。また当時も今も年上のメンバーが多いのですが、前職のSIerで早期に独り立ちし、年上の顧客を相手に奮闘するが多かったため、僕自身がそうした年上のメンバーを巻き込むことが得意だったということも功を奏したのかもしれません。お客様を含めた当時のメンバーとは、今でも定期的に飲み会をしますし、私は人に恵まれていると思います。

コロナ禍を経て、働き方に変化はありましたか。

顧客である旅行業界への打撃は大きく、私たちはその影響を間近で見る立場にありました。大手旅行代理店の多くは関東にあるため、パンデミック前はお客様との打合せのための出張経費をいただく必要がありましたが、コロナをきっかけにWEB会議が浸透したことで、東京の競合ベンダーと同じ土俵で戦えるようになったと思います。

また個人的には在宅勤務が増え、出勤が週に1~2回となるなど(2023年4月現在)、フレキシブルに働けるようになりました。就労時間としては8時~18時に働き、その間、家庭の都合で休憩を取ることが多いですね。出張はコロナ禍前に戻りつつありますが、多くても月に2~3回ほどです。

部下の育成にあたってどのようなことを意識されていますか。

昇格といっても、売上利益や組織運営の責任が大きくなるだけで、開発にかかる作業時間と進捗内容の管理を行うという面では同じです。ですからどの役職でも、メンバーにどのように成長してほしいかを考えた上で、その成長に向けて必要なプロセスを提供することと、そのメンバーの特性に合わせて適切なフォローを行うことを意識しています。

例えば私が課長になってからの3年間は、3名のチームリーダーを育てることに注力しました。その結果、今では頼りになる存在になったので、今度はその3名に、さらにその下のメンバーの育成を任せています。また部長職になってからは、チームリーダーたちが仕事を抱えすぎないよう、部下に仕事を移譲していくことの大切さも伝えるようにしています。

武藤 淳

インテージテクノスフィアに転職しようと思ったきっかけは何ですか。

前職では神奈川のSIerに勤めていたのですが、日付を跨いで帰宅することも多かったため、子どもの誕生を機に、地元・長野への移住を決意しました。その際、転職エージェントからは「本当にホワイトな会社ですよ」と強く当社を推薦されたことがきっかけです。

中途入社された当初、すんなりと雰囲気になじめましたか?

はい、それはまったく心配なかったです。それどころか入社して最初の飲み会は、当時の社長との2人きりでの飲み会でしたし、その次の飲み会が社員旅行だったこともあり、会社の雰囲気をつかんだり、なじんだりすることにそれほど時間はかからなかったですね。とはいえコロナによってひとところに集まる機会が減ってしまったため、最近では30分~1時間ほどの「雑談会」を8名で開催し、若手社員がどのようなことに関心があるかなどを聞いたり、互いに理解したりする機会を設けています。最近は部下と好きなバンドが一緒のことが発覚し、どこのライブに行ったか、セットリストはなんだったかなど盛り上がっています。

今後の目標を教えてください。

現在、当社は受託開発が約8割を占めるため、今後は自社サービスの開発比率を上げるなど、売上利益の構造を変えていきたいと思っています。いわゆる焼き畑農業と呼ばれる受託開発は、1点もののシステムを顧客に納品し、お金をいただく構造であるため、売上を上げ続けるためには、顧客を常に開拓していかなければなりません。一方、自社サービス開発の場合は、一度顧客に導入いただければ、安定的に収益を得られます。そうした構造改革に向けて、当社では2年前に部署を横断して情報共有や戦略会議を行う「分科会」が立ち上げられました。例えば旅行業界では、技術的には多少古くとも安定的に稼働してきた実績のあるシステムが求められる傾向にありますが、時には最先端の技術が必要となる場面もあります。そうした時に、基幹システムを担う部署とは異なる私たちのような部署や分科会が、この技術を用いて何かできないかと技術先行で考えたり、現状をより良くするためにどんな技術を取り入れるべきか顧客ニーズに合わせて検討したりすることがあります。そうやって業界に関わる誰もが使いやすいシステムを開発し、提供していくことで、業界内での当社の立ち位置を上げていきたいですね。それに今なお旅行業界はコロナからの復活を目指している段階ですから、少しでも貢献できればと思っています。

これから入社する可能性のある方へ、メッセージをお願いします。

転職経験者の立場から言うと、この会社は「当たり」だと思います。

かつてこの業界にはデスマーチと呼ばれるような徹夜続きの過酷な案件がありました。しかしこの会社に入社してからは一度も徹夜をしたことがありません。基本的に(残業や休日出勤を)を良しとしない風土がありますし、必要に迫られてそれらを行ったとしても、その後に代休などを取得するよう徹底されています。

ただし求められる成果は変わらないため、限られた時間の中で貢献しなければならないプレッシャーはあると思いますが、そういう時はチームで助け合えるので安心してほしいです。また、当社では1人につき30,000円相当を研修予算として用意されていますので、それらを活用したり、自己研鑽したりすることで成長したいという意欲がある方をお待ちしています。

武藤 淳

※2023年5月取材時点の情報です。

Time Schedule

8:00
始業、メールチェック
10:00
朝会(毎朝30分)
午前の業務
12:30
昼休憩
13:00
午後の業務
(月1回のグループミーティングやチームリーダー会、新規案件依頼の仕様確認ミーティング、チーム内レビュー等への参加、見積作成、システム開発、ルーチン業務対応、メール問合せ対応)
18:00
何もなければ業務終了